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フリーランスとして働くWebデザイナーの備忘録・メモ

フリーランスデザイナー 0からの仕事の始め方

2014年7月末に会社を退職。9月末に開業届を提出。
会社を辞めて1年になり、もうすぐフリーランスWebデザイナーとして丸1年が来ようとしています。

フリーランスは人生2回目ではあるものの、
どちらの場合もアテはがまったくない状態でのスタート。
アテがない状態にも関わらず、気合いだけで始めたフリーランス生活ですが割合ちゃんと暮せています。
これはすべて周りの方たちのおかげ。
とても恵まれているのだと思います。

「私が大丈夫だったんだし、
 これからフリーランスになろうと思ってるなら、あなたも大丈夫」

という気はまったくありません。
軽い気持ちならやめた方がいいとさえ思っています。
助けてくれる方やいい巡り合わせのおかげでやってこれましたが
私も覚悟を決め、ある程度の努力はしたので
で、実際何したのよ?というところのお話を。

1回目のフリーランス

当時の私のスペックはこんな感じ。

  • 独学でHTML習得
  • 個人サイト(販売系、素材系)を運営
  • Web系の学校に入学
  • 上記学校内でのコンペで参加者30人中優勝経験あり
  • Webデザイナーとしての就業経験なし
  • Webの知り合いは学校以外ほぼ無

普通は、制作会社や派遣会社でWeb系の仕事を探すのが
一番いい方法だと思います。
ただ、諸事情があり「外に働きに出ることができない」というのが
絶対条件としてあったため
フリーランスしか選択肢がありませんでした。

知り合いに声を掛ける

実績がほぼなかったので、「とりあえず実績だ!」と
周りに声をかけまくりました。「何でもします」と。
※但し、互いに宜しくないと思う理由から、無料では請けていません。

当時、Webの学校で講師をされていた師匠と
学校に学生として来ていた、Webの会社経営をされている方から
お声を掛けてもらいお仕事につなげることができました。

ネットで探す

SOHO募集をネットでさんざんさがしまくりました。
当時、ランサーズはなかったのですが、
ランサーズのサービスは案件ごとになりますが
私は定期的、継続的にお取引していただける企業様を探していたので
そういう継続の外注を探しているマッチングサイトに登録し応募しました。

割合すぐに、楽天に出店している会社さんの外注として
採用していただくことができました。

2回目のフリーランス

2回目の時も、アテはありませんでした。
元制作会社であれば、以前いた会社から回してもらうということは
よく聞きますが、私はそれが望めない状況でした。
でも1回目の時に、どうにかなったし、以前よりも実績もあるし
Web系の人とのつながりもそれなりにあり、不安は大きかったですが
頑張ればなんとかなる!の決意のみでした。

2回目のスペックはこんな感じ。

  • 制作会社、印刷会社、システム会社等数社でWebデザイナーとして経験済
  • 実績は、コーポレートサイト、ECサイト、建築系、LPやDTPなど様々
  • Web系の知り合い多数
     ※デザイナーよりプログラム系の人が多め
  • 友人はフリーランスもしくは会社経営などの時間的自由人多め。
  • 退職時、次の仕事もフリーランスでやっていくアテは一切なし。

知り合いに退職しフリーランスになったことを知らせる

私の場合は、より顔見知りの人が多いFacebookでお知らせしました。
フリーランスになろうとしてることの他に
「いつ頃から動き出せるのか」
「何をしようとしてるのか」
「何ができるのか」を書きました。

お友達といえども、何をしてるのか詳しくは知らない場合が多いのです。
例えば「Webデザイナー」と言っても
「ECの経験はあるのか」
「コーディング(レスポンシブ、CMS、フレームワーク)などはできるのか」
「どんな系統のWebサイトをやったことがあるのか」
「LPはできるのか」
「DTP(チラシ、パンフ、DM)はできるのか」
「PHPはできるか」
「javascriptは、jQueryはできるのか」
など、経験やできることはさまざまです。
ですので、これまで実績やらを紹介し、できることや、
得意分野を伝え、さらにはやりたいことを書いておくと
「じゃ、次はお願いしよう」となってくれるかもしれません。

そのおかげか、すぐにお声が掛かり
「こういう人がデザイナーを探しているが興味あるか」というお話や
「仕事をお願いしてみたいので話ができますか」等
知り合いから声を掛けてもらうことができました。

これは知り合いにIT系やフリーランスの方が多かったのが
良かったのかもしれません。
これは本当に感謝しかないのですが、運が良かったとも言えます。

ネットで探す

1回目にもやりましたが、2回目もやりました。
SOHOのためのマッチングサイトで、継続的にお取引ができる会社探し。

ここでもいくつか見つかりました。
不定期ではありますが、今もお付き合いをさせて頂いています。

ランサーズを利用する

ランサーズはあまり好きではありません。
理由は色々ですが、一番は探すだけで大変だから。
単価の低いビックリするようなものが多く、質が非常に悪いと思っています。
しかし、中にはちゃんとした対価をくださる会社様もいるので
どーーーしてもヒマな場合は、探して応募してもいいかと思います。

私も利用したことがありますが
ヒマだからと応募し、採用されたらその時にはもう忙しくなっており
途中で取引会社様に事情を説明して
同業の友人にお願いしてやってもらったことがあります・・・。

その時は必死でやり切りましたが
ヒマな時があっても油断しちゃいけない、
といういい教訓になりました。

コワーキングスペースを利用する

勘違いして欲しくないのは、コワーキングに行ったからと言って
必ずお仕事につながるわけではありません。

私の場合はこれも特殊で
私は元々会社員でしたが、夫がコワーキングスペースを利用しており
そこで時折開催されるイベントに呼んでいただくなどして
お邪魔することで、コワーキングを利用する方と
徐々に親しくさせて頂く機会が増え、飲みに行ったり、
遊びに行ったりと友人付き合いをしていました。

会社員を止めて、フリーランスになった時、
コワーキングスペースで知り合った友人に
すぐに仕事の声を掛けてもらうことができました。

フリーランスになったこと、仕事を探していることは
Facebook経由などで友人には言っていましたが
大きいかったのは、人となりを
すでに知ってもらっていたことかと思っています。

すでに知り合って数年経っていたので
大体どんな人間なのか知ってもらっていたことで
少しは信用してもらえたのかなと。

コワーキングスペースは、それぞれに全く雰囲気が異なります。
和気藹々もあれば、淡々としているところ
IT系が多い、デザイン系が多い、等
運営者や集まる人によってざまざまです。
自分に合いそうなところを見つけ
輪を広げることで、何かまた違うチャンスがみつかるかもしれません。

まとめ

参考にならなかったかもしれません。すいません。
でも、本当に人とのつながりでここまでやってこれていると思っています。
もちろん、頂いた仕事はちゃんとやりきらないと
次につながりませんから毎度、一生懸命やってます!

仕事につながらなくても、異業種の交流会に行ったり
セミナーに出かけて懇親会に出たり。
単に人脈を増やしたい!というのではなく
気の合う、素敵な人に出逢えたらそれだけでラッキーだと思っています。
大人からの友人は貴重ですから。